「不完全変態」あとがき

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「不完全変態」あとがき

 皆さんがどうやって物語を考えているか疑問に思っています、どうも、にわです。  最近Twitterによく出没していますが、そこで得るものが多いという状況なのですよ。と言いますのも、冒頭の疑問が頭をよぎったわけです。皆さん新作をどんどん公開していってよくそんなにポンポンと出てくるなと思ってました。  せっかくエッセイを始めたのですから、私の頭の中を少しだけ公開しようと思いますが、何せ今回は”あとがき”ですから、それも交えていければと。  私が新作を考える場合、”テーマかフレーズ(言葉)を前提に、そこから想像を膨らませて物語を創る派”なんですけど、同士はいますでしょうか。というか意味わかりますかね?  例えば「不完全変態」の場合は、※1テーマ「夏の日の思い出」からスタートし、 →「夏の思い出か、なんだろう……。蝉うるさくね、近くにいるの??」 →「そういえば蝉は不完全変態か」=フレーズ(言葉)「不完全変態」 →「人間でいう変態はわかる、じゃあ不完全な変態ってどんなだ? 完全な変態ではない、ね」 →「「完全な変態」はお縄に頂戴、「不完全な変態」はあっちいけしっし」 →「あっちいけしっし……あ、私みたいなやつか、おうおう泣けるじゃねーか」 →「おう、泣け泣け。泣いて人は強くなるんだ。頑張れジョー、立つんだジョー」 →「あ、ということは泣いている最中は弱い、ジョーは強い。ジョーって誰だ? 弱かったの? 弱者? 脆弱? 最弱……鰯食べたいな」 →「夕飯どうしよう……。カップ麺しかない。うわ、自分だらしないな」 →「だらしない人ねぇ。無職のくせにわがままで、歳もけっこういってて救いようがない、社会的に弱くて不健康そうなやつ。そしてだらしない」 →「服を脱ぎ捨ててるやつ……、靴下片っぽだけとか、白のブリーフが似合うなきっと。うわ、部屋だからいいけど町にいたらやばいな変態だ。いや、今回は不完全変態だよ。でもだらしなくて賭け事とかお酒タバコはないけど、宝くじとかに全財産つぎ込んで、当たってもないのに使い道とか決めてるやつおもしろそうだな」  みたいな感じで膨らませていきました。そして「不完全変態」を突き詰めていくんです。紙に手書きで。思いついたことや脱線したとしても必ず書きます。連想ゲームに近いですかね?  私の作品は大体こんなんでテーマから「フレーズ(言葉)」へ、そして「フレーズ(言葉)」が頭の中を縦横無尽に駆け回って、分裂して、それを全部虫捕り網で捕まえてとりあえず書き記すみたいな感じです。 ※1 妄コン「ひと夏の思い出」に応募しようと思ったのですが、これ思い出が入っていない! と気づき断念。しかし、まぁいいかなと書ききった達成感でダメージはあまりありません。  で、蝉が出てきたので、8月2日(日)に、普段仲良くさせていただいている物書きさん(あなたですよ!)に私がツイートした「薄暗い部屋から聞こえた蝉の声と冷蔵庫の生活音に微風。額に汗をかきながら部屋の真ん中に立っていたあの瞬。夏を感じました」というのを流用して土台はできました。  後は、アウトプットしたくて、フランスの喜劇作家、モリエールの作品から学んでいたことを作品に反映させて。  最近読んで面白かった、森見登美彦さんの『太陽の塔』の主人公の「型」を少しだけ当てはめて。  これで「不完全変態」が完成しました。結構お気に入りの作品だったりします。(全部の作品に言っているような気がするww)  ※ちなみに、「不完全変態」に登場した沖縄そばと1分の大盛焼きそばは作品内と全く同じように食べました。さすがに焼きそばは落としてませんが。  そしてこの作品を書くのに2人の知人にアドバイスや感想を頂きました。物書きではないんですけど非常に忌憚のない感想を頂けるので非常に助かってます。ありがとうございました。と言っても見るんですかね? 不明です。  これあとがきか? それにあとがきってこれでいいのか?   ※  スタンプ、ぺコメ、スター、本棚などありがとうございます!!  ぺコメで質問とか要望にお応えする回があるかもしれません。今回のも私の頭の中ちょっとだけお見せしましたし。  よろしくお願いします!!  
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