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プロローグ
――"人災"は、空から降ってくるものである。
――――――――――――― 柏葉 大和
草木も眠る丑三つ時――らしいが、今時、コンビニもやっているし、二十四時間営業のスーパーだって普通である。
オレの家は、そんな商業施設から少し外れた所にあるので、やはり、周囲は静かなもの。
そんな中――彼女は、唐突に現れた。
車のタイヤが破裂したような爆発音。
至近距離のそれで、オレは半分寝落ちていた意識を、強制的に引き戻された。
そして、次に聞こえたのは――
「きゃあ……っ……!!」
明らかな、女の声だった。
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