戻ってきた

4/4
前へ
/15ページ
次へ
会社立ち上げるにあたって、一応大学を卒業しようと思って、イギリスの大学を飛び級で卒業 それで12歳の時に真白コーポレーションを作ったら僅か2年で世界規模で有名になっちゃったんだ で今は15歳 仕事中… 「那月様、ボーッとしてないで早く手を動かしてください」 「わかってるよー、朔弥」 「全く、那月様はできるのにやらないとは」 今小言を言っているのは南宮朔弥(みなみやさくや)、俺の秘書だ。会社作ってから優秀なやつをパソコンで調べたら、こいつだったからそのまま秘書にしただけだ でも早まったかなって思ってる。朔弥は主人の俺に遠慮がない。まぁ、使えるからほっといてるけど プルルルルプルルルル 「朔弥、電話」 「はい」 「はい、真白です」 『なっちゃん、オレオレ』 「詐欺は間に合ってます」 『違うよ、もぉーお父さんだよ』 「俺にお父さんはいません」 ガチャ 「那月様」 なんだ、その呆れた目は プルルルルプルルルル またかよ 「はい、真白です」 『もっしー、なっちゃん酷いよー』 「なんのようだ、葉月」 『えっとー、なっちゃんの声が聞きたくなって』 「切るぞ」 『まってまって、それも本当だけど、なっちゃん高1になったよね、俺が理事長してる学園に入らないかなって』 「めんどくさ、なんで俺が」 『大学以外まともに通ってないでしょ、その大学も飛び級で卒業しちゃったし、なっちゃんの保護者としては同年代の友達を作って欲しいなぁーって思って』 「………」 『…ダメ?』 「はぁー、わかったよ行けばいいんだろ。というか4月始まってるけど、入学式はいつなの?」 『…実は、              』 「はぁーーー?もう終わってるだと?これだから葉月は」 『ごめんね、なっちゃん』 「わかった、いつ行けばいい」 『3日後』 「了解、3日後に行くから」 『うん、待ってるねぇー』 ガチャ 「というわけだから、あとはよろしくな」 「どういうわけですか、ちゃんと説明してください」 「えぇーー、面倒だな。カクカクシマウマ」 「それで伝わるわけないでしょう。で?」黒笑 「実は、葉月が理事長をしている学園に3日後に転入することになった」 「…わかりました」 「ものわかりがいいな」 「はい。決定事項でしょうし、仕事は那月様のパソコンに送らせていただきますね」 「えぇーーー」 「わかっているでしょうが、さぼらないでくださいね」 ギクッ 「…ちゃんとやるよ」 「その間が気になりますが、まぁいいでしょう」 「じゃあ、早速帰って準備するね。何か問題起きたら電話してね」 「はい、気をつけてくださいね」
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加