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「可愛いよ、すごく」
うわあ……また、そのストレートな言い方。
きっと私、顔が真っ赤だと思う。
「だ、だから、私は……可愛くなんかないんです」
「じゃあ、俺のセンスが悪いってこと？」
「えっ……」
「俺は、女性を見るセンスは悪いと思ってない。むしろ、誰よりもセンスがあると思ってる」
そう言って、私を見つめる絢斗は本当に素敵だった。
「それって……どういう風に受け取ったらいいんでしょうか？」
「そのままだ。そのまま素直に受け取ればいい」
そのまま……？
この私が、本気で絢斗に可愛いって思われてるって言うの？
そんなの……
「やっぱり、そんな風には思えません。私よりも可愛い人なら、絢斗の周りにはたくさんいます。絢斗は、私がずっと落ち込んでたから、こんな風に優しくしてくれるんですよね？ そうだろうとわかってはいます。だけど、ここまでされたら……私、もう……」
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