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「ずっと一緒にいよう。一花のウエディングドレス、楽しみだ」
私は、大きくうなづいた。
2人とも自然に笑顔になる。
なのに、とめどなく溢れ出る涙を止めることは……できなかった。
絢斗は、またそれを優しく指で拭って、
「必ず幸せにする。一生大事にするから。絶対に……君を守る」
そう、男らしく言ってくれたんだ。
リュクサンブール公園での突然の告白から、サントシャペル教会でのプロポーズ。
全てが一気に押し寄せて……
魔法にでもかかったみたいな幸せ過ぎる時間だった。
私を初めて見た時に一目惚れしたって絢斗から聞いて、恐れ多いけどすごく嬉しかった。
ずっと自信が無かった自分。
でも、絢斗は……こんな私でも愛してくれた。
絢斗も自分に自信が無かったなんて、それはやっぱり不思議だけど、でも私は、そんな絢斗の全てを受け入れる覚悟をした。
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