やさしさの神と天使のぼうや

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神さまが取り出したちいさな巾着袋の中には、 "星のすな"とよばれる魔法の砂がはいっていた 「神さま、なあに?これ」 『"星のすな"じゃよ、ぼうや』 「ほしのすなー??」 『これを撒いて自分がいきたいところを願うと、  気が付くとそこにたどりつけるんじゃよ』 巾着袋の中身をみた天使のぼうやは 目をきらっきらに輝かせた 「えーー!!すごい!!魔法の粉だ!!」 『ふふっ、この前のしろくま座流星群で  たまたま手に入ってのう〜』 『これを、ぼうやに授けよう』 天使のぼうやは、神さまにぎゅっと抱きついた 「神さまっっ!ありがとお〜」 『ぼうやに喜んでほしかったんじゃよ』 「うん!ぼく、すっごく嬉しいよ!  さっそく使ってもいいかなあ?」
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