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行く!と決めたぼうやはそそくさと荷物をまとめた
斜めがけの年季の入った革のバッグに、
ありったけの好きなものを詰め込んだ
バターが練られたビスケットに、
やさしさの神が写る絵、
いやされる音がなる貝殻に、
あっという間に傷がなおる薬、
それと大海原に旅立つ海賊の大冒険の本
「海ってほんとうにあるのかな?わくわくするっ」
あっいけないっとつぶやくぼうや、
大事なだいじな星のすなを忘れてたようだ
「かみさまーーー!!いってくるねー!!」
『楽しんでおいで!元気で帰ってくるんじゃよ』
「うんっ!!」
そういってぼうやは星のすなを頭の上から振りかけた
星がたくさんあふれでてきて、ぼうやに降り注ぐ
「うわあ、夢みたいだ」
あふれでた星たちがぼうやを包んだ
( 星さん星さん、あのね。
傷つけあってるにんげんたちの所にいきたいんだ。
さっき映像でみたんだ。女の人がお家をもやされてた
そこにいけるかな?)
" わかったよ "というように
たくさんの星がぼうやを包んで運んでいく
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