5人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
(固い、、、)
いつものふわふわの雲とは違う感触
(これがじめん!!)
「にんげんかいだっ!!!」
ぼうやは満面の笑みで
両手をばんざいのポーズにして元気よく立ち上がった
「あ……………わすれてた」
そこには驚いた顔のにんげんたちが立っていた。
突然空から、透き通るような金髪で碧眼の男の子が、
まっしろの羽と一緒に落ちて来たのだ。
驚くのも無理はない。
ガタイのいい、所々体に傷がある男たちと敵対するように、ひとりシスターの格好をした女の人が立っていた。
(なんだこいつ?!)(空から降ってきたぞ?)
(くるくるぱーまだな)(まだちいさい子供だな?)
バッグからこぼれ落ちるように
コロンコロンといやされる音がなる貝殻が落ちた
ぼうやは慌てて拾おうとすると、
シスターの格好をした女のひとが拾ってくれた
さっき、天界でみていた映像で家を焼かれた人だ
「あなた、、どこからきたの?」
女のひとは、ぼうやにすっと手放しながら
恐る恐る聞いた
ぱあああぁっと顔を明るくさせてぼうやは言う
「ぼくね!!天使!!空からきたんだ〜!」
にんげんたちの顔は驚きを通り越して
反応をするのを忘れたように固まっている
「へへっ?助けにきたんだ、おねえさんを!」
最初のコメントを投稿しよう!