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「そいつはね、健五はね!わた、私だけの弱マッチョなんだからーーーッ!!!!」
う、うお、うおおおおおおおおー!と、仲間そして店内が沸いた。ブラーバ!ブラビッシモ!という声まで聞こえる。FIATか。店内には祝福の言葉が飛び交い、さながら披露宴の雰囲気だ。
「ね、これ告白だよね」
「ああ、告白だ」
「良い告白だった…」
「サイゼカップル爆誕!」
「わあ素敵、いいなあ…」
「羨ましいな、私も…聞いてる?ねえん…」
思いもかけない温かい雰囲気。仲間もバカにはせず、素直に祝福している。
「コクハ、クダ」
後ろのテーブルにいたイタリア人の老夫婦も、ミラノでは味わないミラノ風ドリアを楽しみ、幸せそうにキスしながら2人を祝福する。何だこの店。
なおこの店舗は後に「恋が叶うサイゼ」として有名になるのだが、それはまた別のハ・ナ・シ。
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