終焉

1/1
前へ
/11ページ
次へ

終焉

 ──あは  ああ、やっと来てくれた  あなたなら絶対──妾を、私を──追いかけて来てくれるって、信じていたもの  だから私、わざわざ別れて、この村へ嫁いだんだよ?  だって、それが運命で、必然で、正しい姿だから  これで貴方は、汝は、永遠に私の──妾の、もの  この惑星(ほし)が滅びるまで永劫交わり続けようぞ  再び生まれ変わるなど、もう許してやるものか  ──古より定められし(わたし)の愛しい(おっと)
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加