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終焉
──あは
ああ、やっと来てくれた
あなたなら絶対──妾を、私を──追いかけて来てくれるって、信じていたもの
だから私、わざわざ別れて、この村へ嫁いだんだよ?
だって、それが運命で、必然で、正しい姿だから
これで貴方は、汝は、永遠に私の──妾の、もの
この惑星が滅びるまで永劫交わり続けようぞ
再び生まれ変わるなど、もう許してやるものか
──古より定められし妾の愛しい弟よ
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