彼の生きていた証

9/25

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
ある暑い夏の日のこと、 彼から一緒にどこか出掛けようと誘われた。 「花純、どこか一緒に出掛けない?」 「うん、いいよー」 「どこがいいかな」 「うーん、水族館はどう?」 「いいね、じゃあ、今度の日曜日は?」 「空いてるよ」 「わかった、その日で決まりだね!」 彼はとても嬉しそうだった。 あまり出掛けることがなかった私は、 久しぶりの水族館に楽しみでもあり、 ちょっと緊張するな、と思った。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加