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フレアスは酒場にいる冒険者に声をかけて
仲間を募ってみたものの
なかなか仲間になってくれる者は現れなかった。
外れの街で世間を知らなかったのもあるが
冒険者はかなり強い者は一握りしかいないようで
ここにはいないようだった。
「そこの騎士さん? 何かお悩みかしら?」
諦めて酒場を出ようとしたら
突然、声をかけられた。
相手は女性でここに見合わない
綺麗な洋服に美人だった。
酒をたくさん飲んだのか
顔は真っ赤で酔っ払っているみたいだ。
「レザベンド討伐の共に
戦う仲間を探していて、
なかなか仲間が見つからないんです。」
「そうね〜、それなら
ここから南西にある町へ行けば
仲間になりそうな魔女がいるわよ。…ヒック!」
グビグビと酒をまた飲みながら
彼女は新しい情報をくれた。
フレアスは彼女に礼をいい
酒場から出て今夜泊まる宿屋に向かった。
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