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「フレアス、近接格闘の心得はあるか?」
「護身術程度なら少しはあります。」
「そうか、基礎の手ほどきは
教わっているわけか。
戦士や騎士は戦う時に持ってる武器に
頼りがちなことが多いからな。
もしも武器をはたき落とされたり、
敵に奪われたりすると不利になるのは確実だ。
そういう時に自分の拳や体術とかで
少しでも有利になるようにするわけさ。
よし、俺が稽古をつけてやる。」
「なるほど、わかりました。
お手柔らかにお願いします。」
フレアスとバティは武器を使わずに
向かい合うように立ち、
かまえてから訓練をすることにした。
主に打撃系の稽古が終わったら次は剣術。
練習相手がいれば鍛え方次第でその効果が
一人でやるよりも効果的である。
放置されてたドロテーはぐっすり寝ていた。
船旅は順調でゆっくりとだが
数時間で北の国の港コッサカナンに着いた。
フレアス達は船から降りて
銀の剣のありかを知る情報屋を探しに行く。
酒場で聞き込みを行うと
情報屋はコッサカナンから北西の森の家に
いることがわかったので一行は森へ向かった。
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