レジスタンスを味方に

8/9
前へ
/130ページ
次へ
武器と防具を新しくしてからの戦闘は 以前よりも格段に良くなっていた。 剣の質が上がったことで威力が増して、 防具は受けるダメージを半減させる。 フレアスとバティの二人は 上達しつつある剣術で兵士達をやっつけた。 ドロテーは魔法を唱える際に 魔力を温存しながら兵士を倒していた。 「…これくらいの強さなら 今の私達の前では敵じゃないわね。」 ドロテーはそう言い 水分補給をして水を飲む。 関所にいた兵士達を倒し終わり その場を後にしようとした時だった。 誰かの呼びかける声が聞こえた。 後ろを振り返ると走ってくる女性が一人。 「ハァ…ハァ…、 やっと追いついた。 私はレジスタンスの一員のアマンダ・デシェル。 私もあなた方の仲間に入れてほしいの、 必ず役に立ちますからお願いします!」 彼女はレジスタンスの証を見せて 身元を証明すると味方であることがわかった。 「仲間になってくださるのでしたら 私達としても助かるので歓迎しますよ。 見たところレジスタンス達が 駆けつけてくれる連絡もかねての、 助っ人といったところですね。」 フレアスはアマンダの近くにいる 連絡を伝えてくれる伝書鳩に気づいていた。 「ええ、私はレジスタンスの助っ人と 連絡係もかねて旅に同行させてもらうわ。」 フレアス以外にもバティとドロテーも 彼女を拒む理由はなかった。 アマンダが仲間に加わった。
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加