それぞれの戦い

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戦いに勝利したドロテーは尻餅をついて倒れた。 ラウルが唱えたシャドウ ナイトメアの 毒と麻痺が効いてきて身体に力が入らない。 「あらー、魔法の跳ね返しは成功しましたが 毒と麻痺の解除が まだ済んでませんでしたわ〜。」 薄れゆく意識の中ドロテーは、 聞いたことのない声を聞くと 毒と麻痺が解除された感覚を感じながら回復し それから意識を失った。 「……い、…おい、ドロテー! 目を覚ませ、生きてるか!」 ドロテーが目を覚ますとバティが 心配そうにこちらを見ていた。 「…私は大丈夫、ここに来る前に 誰かいなかった?」 「いや、ここには誰もいなかったぜ。 ここに着いたらドロテーが倒れてたから 死んでしまったかと思って焦ったな。」 「…そう、私は敵を倒した時に その直後に誰かに助けてもらったみたいなの。」 助けてくれたのは謎の女性。 ドロテーはバティと合流して フレアス達がいるであろう上の階へ続く 階段を駆け上がっていった。
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