それぞれの戦い

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ゼノバードは片時も油断せずに 敵の排除に専念する。 全てはレザベンド様のために。 この騎士を生かしておけば脅威になると 判断しての堅実で冷静な戦術。 あと少し弱らせれば勝利に近づく。 そうすれば任務は達成も間近。 一歩ずつ近づき慎重に取り掛かりにいく。 追い詰められた鼠は猫を噛むというから ここは出し惜しみはしないほうがいいだろう。 彼がそう思ったその時だった。 階段を駆け上がる足音が聞こえて 現れたのはアマンダだった。 「フレアス、遅れて来ちゃってごめんなさい! 私が来たからにはもう大丈夫よ!」 「アマンダ、来てくれて助かりました。 敵は強敵ですから気を抜かないでください!」 「OK、ここは私と協力して 倒しに行けばいいわね。」 彼女は張り切り闘志を燃やした。 「これはこれは、元気の良いレディですね。 お見受けしたところ 貴女はアマンダ・デシェル。 レジスタンスの一員でそれなりの戦力、 強さという噂を聞いていますよ?」 カチン 「それなりですって…? 私的にはかなりよ!」 アマンダは怒ると ゼノバードに戦いを挑んでいた。
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