それぞれの戦い

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フレアスは心強く頼りになる仲間達が 戻ってきたことでモチベーションが上がった。 それはゼノバードの目からも はっきりとわかるくらいで若干であるが バティ、ドロテー、アマンダの 戦闘能力も向上しているようだった。 『なるほど、この結束の力に呑まれて ヴォランダロス様はやられたわけですね…。 今ならあの方の気持ちがわかる気がします。』 ゼノバードはそう思い 指を鳴らすと別の部屋から物音がした。 近くで待機していたレザベンド軍の兵士、 親衛隊がぞろぞろと姿を現した。 アマンダは気合いを入れると言った。 「雑魚敵は私が引き受けるわ、 皆はあの執事に集中攻撃して 勝機を与えないで!」 「わかりました、敵は今までより 強そうですがお願いします!」 フレアスは返事をすると バティと連携して攻撃に移り、 後衛のドロテーは魔法で援護する。 アマンダは力任せに暴れ回り、 親衛隊を蹴散らして思った以上に奮闘した。 ドロテーは魔法を唱えた。 "灼熱の業火,, インフェルノ バースト ラウルと戦った時の書物庫で見つけた 魔導書はドロテーに新しい魔法の力をくれた。 この高等魔法はゼノバードにも通用する。 フレアスの攻撃に加えバティが 追加攻撃することで有利に戦闘を進められた。
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