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帰還
知名度がそれなりに広がってきた頃。
俺は眠れなかったので、一人で散歩していた。
(竜。久しぶりだな。帰還出来る算段がついた。今のうちに後ぐされがないように済ませられる事は済ませておけ。)と終闇が言うのだった。
(ああ。わかった。)
(少しは名残惜しいか。)と終闇。
(ああ。それなりに楽しめたからな。違う選択をしていたら、違う人生を歩めたのにな。)
(………。)終闇は黙る。
(後悔はしていない。むしろ、貴重なデータが取れた。今後に活かせる。)
(お前にとっては違う世界でも想定していたんじゃないのか。)
(さあ。どうだろうな。)
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