少年グルゾ

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少年グルゾ

ここは地球から遥か彼方の惑星『ファラス』 そこには人、亜人、魔族そして神々が住んでいた この惑星は地球とは違い魔法が発達していた その惑星にある人の王が治める国『ガルタニア王国』 『人族第一主義』の国で亜人や魔族は奴隷として売られていた ガルタニア王国の辺境の名も無き村に少年グルゾは住んでいた グルゾの家族はなんの変哲もない家族だった 家族は作物で生計を立てて生活していた 家族の構成は父と母、長男と長女と次男とグルゾだった ただこの家族構成は今後関係無い 何せグルゾ本人が殆ど覚えていないからだ 覚えていない理由は単純明快だ グルゾの家族は飢饉(ききん)により作物が育ちにくくなったため、5歳になったばかりのグルゾを口減らしのために奴隷として売られたからだ
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