夏のおわり
2/10
読書設定
目次
前へ
/
10ページ
次へ
お正月は、それまでと変わらなかったはずだ。 「やっぱり、お母さんが車で送っていこうか?」 「いいってば」 心配そうな声を振り切るように、玄関に向かう。 「気をつけてね」 いつもはスルリと出る一言が喉につまって、何も言わずに外に出た。 いってきます。 僕が言う代わりに、ドアがビシャンと巨大な音を立てた。肩がビクッとしてしまう。 それでも、振り返らずに家を出た。
/
10ページ
最初のコメントを投稿しよう!
4人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
6(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!