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今日も星が見えそうだ。最後は百合が浜が相応しい。星の砂に寝転んで、波の音に包まれながら星を眺める。星が流れるたびに僕の代わりに泣いてくれている様な感覚になる。ユカが音楽を流し始める。知らない曲だけど、とてもいい曲で泣きそうになる。仕事するなぁ。出来ちゃうもんなぁ。絶妙なタイミングで星が流れる。与論島よ、しばらく僕の代わりに泣いておくれ。
最終日の朝。
帰らなきゃいけないのか。面倒くさいな。と思っているとスコールが降ってきた。スコールは何度もあるがこんな日に降ると、まるで与論島が涙を流してくれているかのように感じた。これほど島に受け入れてもらえて本当に嬉しい。本当にここに来ることが運命であったかの様に思う。
晴れたのでもう1つ神社に行った。アジニッチェーという武士が祀られている。ありがとうございますとお礼を言って、その場を後にする。ヨロンが過ごした小学校やその周りを案内してもらい、とても面白かった。公民館の裏には遺跡の様な場所があり、水が流れていてグスク一帯の人たちの生活を支えたとある。
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