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「ふっふっふ。おーろーかーもーのーめー」 美少女は、威厳たっぷりに降りてくる。 「ああん?なんだよお前」 「なんだとはなんだ!私は。かーみーであーる!」 胸をはる美少女。 「へっ!こんな貧乳の神がいるもんかよ!」 「なにをー!!!せっかく良い話を持ってきてやったのに。おーろーかーもーのーめー。さーらーばーじゃあー」 そういって帰っていく美少女、こと女神。 慌てて引き留める。 ごめんよごめんよと、腕を引っ張って。 というか、すごい気安く触れた。 「おこったー!絶対にきかーん」 そういうと、グイグイ空へ空へと登り始めるのだった。 俺は、しがみつく。 絡み付く。 纏わりつく。 「絶対にはなさーん!!」 「しねえー!」 「もう死んどるわー!!」 「なおのこと、しねえー!」 そんなことを繰り返していたら、大気圏を突破し。 「ち、地球って青いんだな」 そんな頭悪そうなことを呟いていた。 呼吸ができる。その事に驚いて。 「おーまーえ。バーカーだーろー!」 女神は、若干涙目になりながら、俺から逃れようとぐんぐん昇る。 「いーいー加減諦ーめーろーよー」 もう女神は泣き出していた。 「ばーか!諦めたら試合終了って、初めて身に染みてわかってんだ!」 あっという間に、金星水星を通り越して太陽が近づいていた。
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