5

1/1
前へ
/7ページ
次へ

5

「ぎゃはははは!」 さっきまであった威厳はどこ行ってしまったのか。 荘厳な音も、コミカルな音に変わっていた。 「ほら!元気になったろ!言えよ!」 「ぎゃはははは!太陽であんなすんなんて、バカだバカ!バーカ!」 ああ、もう見る影もない。 足をバタバタさせて。泣きながら笑っていた。 結局落ち着くまで待つことにした。 「ひぃー。ひぃー。ふう。ダメだ。つら。はー」 「ほら、早く言えよ」 「だって。ほら。太陽が。ぶはっ!!」 まだまだ時間はかかりそうだった。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加