1章 変わらない日常

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西条学園は、中高一貫の男子校だ。 名の知れた名門のため、金持ちのお坊ちゃまが多く通っている。 そんな中、俺こと”桃山 史郎”は外部生として去年入学した。 「おっはよ〜、昨日はいい子見つかった?」 なんて聞いてくるのは、佐々木 湊。 生徒会会計だ。学園外で女の子と遊び歩いているときになんやかんや仲良くなった。 「んーん、惜しいとこまでいってたんだけど逃げられちゃった。」 声掛けたときは、満更でもなさそうなマシュマロおっぱいの女の子だった。ほんとに悔しい…。 「モモタローの下心が隠せてなかったんだよ〜きっと。もっとスマートにしなきゃ!!」 など、湊とプチクズなやり取りをしながら学園に向かう。 「そういえば、まだ広まってないレア情報なんだけど、来週から転校生来るんだって〜。」 転校生かぁー、どうせ男だしなぁ。 Dカップのゆるふわ系ボブの女の子だったら最高なのになぁ。ラノベみたいに男装女子とかで転校してこないかなぁ… 「男は興味ないけど、珍しいな。よく、こんなクソみたいな学園にわざわざ来るよなー。」 「まじでそれな!!!でも、どうせだったら学園が面白くなるような子だといいよね〜〜。」 「それは1人に期待しすぎだろw」 なんて、言ったが転校生に少しだけ期待していた自分もいた。
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