幼馴染はかく語りき

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幼馴染はかく語りき

「流星はずるい」 ポソリと呟かれた筈のそれは、思いの外、人のいない教室内に響く。俯きがちにそう言った麗々(りり)の表情は前髪に遮られ、窺い知ることは出来なかったが、伊達に幼馴染をしている訳では無い。微かに震えた声からして、麗々がどんな表情をしているかなど手に取るようにわかっていた。 「いっつもそうだ。流星は一度気を許した相手に対して甘すぎるよね」 責めるように吐き捨てられた言葉を、俺はただ突っ立って聞いていた。腕を伸ばせば届きそうな程の距離に麗々は立っている筈だというのに、不思議な程その存在を遠く感じた。 「もうね、麗々は嫌になるよ。ドロドロに溶けた砂糖みたいに甘いのは、苦しい」 言われたことを脳内で反芻してみるものの、ちっとも言葉の意味を理解できなかった。甘い、などと言われても首を傾げる他ない。確かに、勝手知ったる幼馴染である麗々を相手にするのと、他の友人を相手にするのでは具合が違う。だが、そこに甘いと評されるだけの決定的な違いがあるかと問われると、そこまでではないだろうと思うのだ。ましてや、苦しいと評されるほどの甘さとは考え難い。 だというのに、目の前の幼馴染は自分のそれを苦しいほど甘い、と称すのだ。 「そんなこと、ないだろ」 「あるよ、あるんだよ」 思わず本音を零すと、すぐさま否定の言葉が飛んでくる。食い気味のそれに、思わずたじろぐ。 「そんなに甘いのはダメ。麗々だけじゃなくて、凛華(りか)とか、梨久(りく)とか、他の皆にするのもダメ」 そんなに甘いのか、俺。 矢継ぎ早に上がった名前は、麗々にそっくりな三つ子の兄妹である凛華と梨久だ。確かに彼らも幼馴染とあって仲が良いが、やっぱり彼らとの日々を思い出してみても、甘いなんて称される行動があるとは思えなかった。 腑に落ちない俺の言動を諌める言葉はちっとも身に入らなかったが、嫌に真剣な顔をして告げる麗々の言葉を無碍にも出来ず、結局ただ突っ立って聞くなんて結果に落ち着いてしまっている。そんな俺の心情を分かってか、麗々は少し間を開けた後にいつもの様に理由を口にした。 「だって、そんなに甘いと勘違いしちゃう」 そこで一度言葉を切り、ようやく麗々は顔を上げた。俺の自慢の幼馴染である彼は、内巻きぎみのミディアムヘアーを揺らして真っ直ぐに俺を見る。突き抜けるような青空をそのまま濃縮した瞳が、今にも溢れんばかりの水気を纏っていた。 人形のように美しい造形をした顔を少し歪ませて、彼は今にも泣き出しそうに笑った。否、笑おうとして失敗したと言うべきか。それさえも一種の芸術であるかのように思わせるだけの美しさを持つ美少女のような彼は、男にしては少し高い、いつもの声を震わせて・・・・・されど、鉄仮面が常である彼らしくない表情で告げるのだ。 「気持ちに応えられないくせに、苦しいくらいに優しくしないで」 * 思い返せば、麗々の言動には前から理解し難いことがあったように思う。それの始まりは、中学二年の頃だった。 それ以前の麗々は、どこにでも居る至って普通の少年だった。端正な顔のつくりはもちろん今も変わらないが、あの頃の麗々は髪も短く、今ほど感情の起伏が表情に現れないようなことはなかった。同年代のものよりは希薄ではあるが、傍から見てもまだ何を考えているか分かる奴であったのだ。あぁ、それに、一人称もあの頃は「俺」だった。身につけている制服も男子生徒向けのものであったし、髪のケアに頓着することもなければヘアアクセを付けるような奴でもなかった。 だが、今やどうだ。内巻きぎみのミディアムヘアーにリボンがついた黒のカチューシャ、女子生徒向けの制服に、夏場でも揺るがない黒のタイツ。ミステリアスだとよく評される鉄仮面。今の麗々の姿を思い浮かべてみるが、あの頃の麗々とは顔と乏しい表情以外は似ても似つかない。 きっとあの頃の自分に、今の麗々を見せたなら驚くだろうな、と他人事のように思った。本当に麗々なのか、麗々の三つ子の妹、梨久じゃないのかと言うかもしれない――そう心の中でふざけてみるが、いくら幼馴染の三つ子が性別が違うとも信じられないほどにそっくりな顔をしていることを踏まえても、梨久と麗々を見間違うことなど有り得ないと我が想像ながら呆れた。あいつらは似ているけれど、その実、中身は存外似ていないのだということを俺は長年の付き合いから理解しているからだ。 若干話が逸れたが、とにかく麗々は至って普通の少年だったのだ。それが、中学二年のとある秋の日から、突然女子生徒向けの制服を着るようになった。 あの日のことは今でもよく覚えている。それだけ、麗々の行動に驚かされたから。元からあの三つ子は美少女の具現化のような顔立ちをしているから、麗々がセーラー服を着てきても少しばかり体格に違和感こそあれど、非常に様になっていた。それこそ、クラスの連中も揶揄うよりも先に、その美しさにゴクリと喉を鳴らしたほどには。 「麗々、その格好どうしたんだ?」 付き合いの長さから、麗々の見た目への耐性が一番高かった俺は真っ先に麗々に声をかけた。あの時、麗々は本当に何事も無かったかのように、それこそ「今日の朝ごはん何だった?」と尋ねられた時と同じほどの気楽さで言ってのけたのだ。 「ちょっと美少女になろうと思って」 今考えても、我が幼馴染ながら随分とカッ飛んだ発言であると思うのだが、その時の俺はそれなりに驚きはしたが、三つ子の妹である梨久の真似でもしたくなったのだろうか程度にしか思わなかった。というのも、麗々が昔から、思いつきであれこれと試したがる好奇心旺盛なタイプであったことが原因である。とどのつまり、良くも悪くも、俺は麗々の突発的な奇行に慣れてしまっていたのだ。 明日にはいつも通りの制服で登校してくるのだろうが、今日一日を本当にその格好で過ごすのだろうか。確かに似合ってはいるものの、流石に教師から注意されそうな気もするけれど……。 なんてお気楽にも思っていた自分に言ってやりたいものだ。お前の自慢の幼馴染は、今なお美少女ごっこを続けているのだぞ、と。 次の日、麗々はいつもの制服ではなく、引き続き女子生徒向けの制服を着てきた。前の日に「その格好も似合ってるけど、真田くんの制服は学ランでしょう?」と担任に優しく窘められたにも関わらず、である。なんなら、バージョンアップさせてきたほどだ。恐らく梨久の予備のものであろうセーラー服に加えて、サイズがピッタリの黒タイツと、三年近く愛用することとなる大きなリボンがついたカチューシャを付けてきたのである。 数日前までベリーショートの中性的な美少年といった外見をしていた麗々が、あっという間に本格的な美少女へと変貌した。元から男にしては線が細い麗々が、タイツを履いたことで男らしさが消え、女性らしさが増したのだ。加えて可愛らしいカチューシャまで付けてきたものだから、クラスは騒然とした。 「えっ、麗々くんだよね?」 「完全に美少女じゃん」 「隣のクラスにいる妹ちゃんと並んだら、もう完全に双子美少女だな」 「三つ子だけどな」 そんなざわめきなど気にも留めず、麗々は俺に向かって「おはよ〜。聞いてよ、昨日俺が風呂入ってたら、凛華が間違えて風呂場の電気消しちゃってさぁ」なんて呑気にも話し出すものだから思わず渋い顔をしてしまったのは不可抗力だと思う。 案の定、麗々は紛らわしい真似をするな、と担任に怒られた。というのも、麗々があまりにもそうして格好であることを自然であるように振る舞うものだから梨久がクラスを間違えてしまったのではないかと担任が勘違いしたのである。 「……もしかして、真田さん?真田さんのクラスは隣よ?」 その指摘に、思わず麗々と顔を見合わせて笑ったのは悪くないだろう。だって、俺からすれば麗々と梨久を間違うなんて有り得ないことで、麗々からしても梨久と勘違いされるだなんて予想外のことだったのだ。 しかしながら、他のクラスメイトからすれば間違えても仕方ないらしく、担任に哀れみの目を向けていた。その担任はといえば突然笑いだした俺達に困惑ようで、「どうして笑うの!?」と声を上げた。 「先生、コイツ麗々ですよ。梨久はちゃんと隣のクラスの方に登校してます」 「そうそう。っていうか、教え子の見分けもつかないなんて酷いなぁ、先生。麗々、悲しいー」 言葉からして、ふざけていることは明白だったが、いかんせん麗々は表情が乏しい。大して動きもしない表情のせいで、傍から見れば本当に悲しんでいるように見えなくもない。少なくとも焦った担任は本当に麗々が悲しんでいるように見えたらしく、あわてて間違えたことに対する謝罪をしつつ、「というか、真田くん!貴方、またセーラー着てきたの?紛らわしい真似しないでくれないかしら。そもそも、男子なんだから女子の制服なんて着てこないで!」なんて説教が始まった。この担任、普段は穏やかなのだが、一度説教が始まると長いのだ。ソースは校則違反のピアスを発見されてしまった凛華である。 朝から面倒なことになったな、なんて思いながら怒られている当人の顔をチラリと窺ってみる。いつも通り、面倒だななんて思いながら真顔で聞いてんだろ、なんて思っていたのだが、珍しいことに本当に傷ついた顔をしていた。珍しいどころではなかった。それこそ、小学生になったばかりの頃以来だった筈だ。あの時は確か、今とは逆で「女のくせに男の格好してんじゃねぇよ」と酷い言いがかりをつけられたんだったか。(もちろん麗々の性別は男である。) そんな表情を見てしまっては、俺も流石に説教をただ惚けて聞いているわけにもいかなかった。 「先生、その言い方はどうかと思うんですけど」 存外、愛想の無い物言いになってしまったせいか、クラス中の視線が俺に向いた。 「イマドキ、男のくせにとか女のくせにとか流行りませんよ。男とか女とか、あくまで生物学的な識別の話であって、その人がどう行動すべきか表す指針じゃないんですから。……どんな格好してようが、どんなものを好もうがコイツが真田麗々であるって事実は揺るぎませんし」 「そうかもしれないけど、真田くんの格好は校則違反よ」 「はぁ、そうですか?」 正直、この時の俺は頭に血が上っていたのだと思う。教師に対してこんなに真っ向から刃向かったことなんて生まれて初めてだった。そもそも、当時の俺は、自分で言うのもなんだが物分かりのいい優等生で通っていたのだ。そんな俺が担任に向かってはっきりと対立したものだから、教室内は恐ろしいほどに静まり返っていた。誰かの一挙一動が、物凄く目につくような、そんな張り詰めた雰囲気でさえあった。 「先生が勘違いなさってるだけですよ。校則には『学校指定のものを着用するように』としか書かれてません。麗々が着てるのは梨久の予備の制服なんだから、学校指定のものですよ。それとも、カチューシャが校則違反でしょうか?それこそうちのクラスにも、付けてる子がいるのに?」 ツラツラと指摘していけば、担任の表情は次第に曇っていった。その反応に、俺は胸がすく思いがする訳でもなく、ただ苛立ちを募らせていた。らしくないと頭の片隅で冷静な俺がストップをかけてくるのだが、どうにもふつふつと湧き上がるような思いは消えてくれなかった。 そうした思いを払拭しようと、あれこれ麗々を擁護する言葉を口にする。思惑とは裏腹に、口にすればするほど腹の奥が沸騰するような感覚に陥った。 「もういいよ、流星」 空気の悪い教室の中、俺のマシンガントークをさえぎったのは麗々の一言だった。俺の方を見て、柄にもなくニコリと笑んでそう口にした麗々は、そのまま担任へと向き直ると「先生、ホームルームの時間過ぎてますよ。お説教はまた後で聞きますから」とだけ告げた。担任は居心地が悪そうに「そうね」と返し、そうしてなんとも空気が悪いままにホームルームは幕を閉じたのだった。 もう3年ほど前の出来事だというのに、我ながら呆れるほど鮮明に覚えているものだ。それもこれも、麗々が浮かべた気持ち悪いほど取ってつけたような笑みを、生まれて始めて俺に対して向けられたからだ。 そして、こんな昔のトラウマともいえる話を今更掘り起こしたのも、あの時歪に泣き笑った麗々の表情が、それとあまりに似ていると感じたからなのだろう。 # 「お前さぁ、麗々にあれこれ言われて一番気にしてんのそこなわけ?」 「そこ以外に無いだろ。麗々の奇行を気にする方が今更だしな」 非常に不本意ながら麗々を泣かせてしまった後。俺はクエスチョンマークばかりが頭を占める中、とりあえずここは適任な奴に頼ろうと奢りラーメンを餌にLINEで声をかけた。数分と経たないうちに了承のスタンプが返った時は、流石ラーメンジャンキーと書いて凛華と読むだけあるなぁなんてアホなことを思ったものである。 俺の発言に呆れ返ったような顔をしながら、ラーメンを啜ることだけは止めないこの男は、普段は眼鏡に遮られて直視することが出来ない美しい素顔をこれでもかと歪めていた。度は入っていないとはいえ、ブルーライト対応ということでレンズは入っているらしく、愛用の黒の眼鏡は傍らに置かれていた。眼鏡をかけていない凛華の顔は、三つ子の弟、麗々と同じパーツをしているだけあって非常に整っている。しかしまぁ、コロコロ変わる表情といい、顔がうるさい奴である。真面目な話をしている時に隣でズルズル麺を啜るのを止めなかったお前に対して俺が同じ表情をしてやりたいほどまであるのに、なんだその顔。 「まぁ、麗々のあの表情向けられんの、結構ダメージデカイのは分からんでもねぇけどな。あれ、麗々的には他人と自分を線引きする時の顔なわけだし」 「……だから傷ついてんだよ」 騒がしい店員たちの作業音に掻き消されそうなほどの呟きだったが、耳の良い凛華にはしっかり聞こえていたらしい。俺の方を真っ直ぐ見つめ、それからハッと嘲笑混じりに鼻を鳴らしてみせる。パーツだけは麗々と瓜二つであるというのに、相変わらず麗々とは全く異なる表情をしてみせる目の前の幼馴染は、心底馬鹿馬鹿しいといった調子で口を開いた。 「お前って結構、麗々のこと分かってないのな」 「は?」 「あーあ、麗々のやつカワイソー。口下手なアイツも悪いけど、これはねぇわ。こんなにも報われないことってある?」 「何の話だよ!」 わざとらしく演技じみた話し方をする凛華に苛立ち、つい声を荒らげる。少し離れた席に座っていたおっさんがギョッとした目で見てきたところで、ここが学校でも自分の部屋でもないことを思い出し、慌てて「すみません」と小声で頭を下げた。 元凶である凛華は、慌てふためき周りに頭を下げる俺のことなど知らぬ振りでお冷に口をつけていた。いつの間にか凛華の丼は空になっており、何の具も浮いていない乳白色のスープの海の中には、箸だけが突っ込まれていた。 「お前はさ、麗々をどう思ってんの?」 殆ど中身が残っていないグラスを音もなくカウンターに置き、先程までの茶化すような空気を一切感じさせない顔で凛華は問うた。嘘偽りは一切合切許さないとばかりに細められた鋭い目が、首筋にナイフでも当てられているのかと錯覚させるほどに真っ直ぐと俺を見つめていた。自身の唾を飲み込む音が、耳の裏で酷くはっきりと聞こえたような気がした。客入り時で騒がしい筈の周りの音さえも、どこか遠くに感じる。 「どうって、幼馴染だろ」 「それだけ?」 「……大事な幼馴染、だよ。守ってやりたい、傷つくとこなんて見たくねぇ。泣き顔なんか尚更……いや、まぁアイツそうそう泣かないけどさ」 「他は?」 「他ァ?……あー、多分、お前や梨久よりも……こう、なんていうかだな。特別大事にしてやりたいっていうか……」 そう口にした途端、凛華は苦虫を噛み潰したような顔をした。眉根を寄せ、綺麗に整えられている髪をグシャグシャとかき乱しながら「ラーメン一杯じゃ割に合わねぇ仕事させやがって」と舌打ち混じりに吐き捨てる。面倒見の良い兄貴肌なコイツがこんな風に他人に対して毒づくのは珍しい。幼馴染の俺相手だということを踏まえれば、そうでもないかもしれない。凛華は大概、俺の扱いが雑だ。 「これだから馬鹿は面倒なんだよ。言葉の意味も深く考えずに口にしやがる」 グシャグシャと乱した髪を手ぐしで整えながら、溜息混じりに悪態をつく。ストレートな罵りに眉を顰めたくなるが、今頼れるのは凛華しかいないのだからこれくらい大人しく聞き入れるべきなのだろう。大変不本意だが。 ある程度見られる程度に髪を戻し、片隅に寄せていた眼鏡を掛け直す。そうすれば、いつもの見慣れた凛華だった。 「俺からのアドバイスはな、ちゃんと考えて物言うようにしろってことだ」 「まるで俺が考えなしに思ったことそのまま口にするアホみたいな物言いだな」 「事実そうだからこんなことになってんだよ馬鹿野郎。……言葉っていうのはお前が思ってるよりもずっと曖昧で、いくらだって受け取り手によって解釈が変わっちまうもんだ。だからこそ、口にする言葉にどういう意味を込めるのか言う側がちゃんと分かってねぇといけねーの!」 そこで一旦言葉を区切ると、俺の鼻先スレスレにビシリと人差し指を突き出す。人を指さすんじゃない、という言葉が喉元まで出かかったが、このタイミングで言おうものならそのまま目の前の手が胸ぐらを掴みにかかるだろう。大人しく一旦飲み下しておいた。空気が読めて偉いぞ、俺。 「これが分かってない馬鹿は、さっきの自分自身の発言の意味をよーーーーく考えることだな。ポイントは思い込みを捨てることだぞ。お前、馬鹿な上に超がつくほど鈍感なんだから」 「鈍感って……んなこと」 「あるわボケ」 本日一番の冷たい視線を向けられたので、そっとお口にチャックをしておく。俺の幼馴染、超怖い。余計なことを言おうものなら今度は竹刀が飛んできそうだ。剣道有段者の突きなんて喰らいたくもないし、大人しくしておくが吉なのだろう。 まぁ、なんだかんだ言って凛華の指摘は毎度、的を射ているのだし。頼りになる奴だし。(主にテスト勉強とか) ……だからって、替え玉と別に餃子も頼むやつがあるか! 「俺、今月懐に余裕ないんだぞ!」 「知るか!これでトントンくらいの相談内容だったわ!」 「そんなハードじゃないだろ!?ああー!この大食らいダイソン!無駄に食いやがって!」 「運動部舐めんな!これくらい余裕だわ!」 結局、餃子までしっかり平らげていった凛華だった。さらば、今月の小遣い。
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