トロピカルメモリーズ

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 白い肌がむらむらと俺の欲情を掻き立てる。  白い光がぴかぴかと俺の肌を煌めかせる。  白い風がさわさわと俺の頬を撫で廻す。  白い雲がふわふわと俺の心を浮き立てる。  白い波がざぶざぶと俺の魂を揺り動かす。  白い砂がじりじりと俺の身を焦げ尽かす。  周りにはサングラスをしたセレブたち。  彼らに混じって日光浴を満喫さ。  そう、ここは背後に高級リゾートホテルが聳え立つトロピカルビーチ。  青空には王者のように燦然と光り輝く太陽が君臨する。  その恩恵にあずかり見晴るかす南国の大海原はコバルトブルーに照り映える。  この空と海の青いグラデーションの風景は俺を限りなく爽快にさせる。  おまけに隣のデッキチェアに身を任せる飛び切り美人の彼女とトロピカルカクテルがリッチでハイな気分を煽り立て俺を至高のパラダイスへと昇天させる。  何てたって彼女は類い稀なるナイスバディ。その抜けるような白い肌を曝け出す彼女に俺は聞いてみた。
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