やっとの思いで相思相愛です!

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 女性にとは全く違うごつごつした骨格に、ほどよくついた筋肉。男らしく浮き出た血管。  普段も、白衣なしでスクラブを身につけている時とか、わりといい体をしているな、とは思っていたけれど……実際に脱ぐと、想像以上にすごい。  思わずぽうっと見惚れていたら、ズボンの前を寛げた純也が、避妊具を開封して着け始めた。  うそ。あんなふうになってるの? 男の人って……。  医者のくせに、男性の体についてすこぶる無知な私は、ついジロジロ見てしまった。純也がその視線に気づき、はにかんだように笑う。 「なんだよ、そんなに見て。もしかして生がよかった?」 「べ、別に……」  というか、私には生とそうでない違いなんて、わかりませんけど……。  心の中でそう呟いていると、純也が再び私の上に覆いかぶさり、頬にチュッと優しくキスをして言う。 「一応、お互いの家族に子どもを期待されてはいるし、俺だっていつかは欲しいと思う。でも、もしも今赤ちゃんができたら、愛花は今まで一生懸命やってきた研修が中途半端になる。それは本意じゃないだろ?」 「……確かに」
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