襲う字(海善紙葉さん)

1/1
前へ
/74ページ
次へ

襲う字(海善紙葉さん)

はいどうも、プリン奉行です。 以前やってた「お奉行ラジオ(金曜の11時半からやってたプリン奉行のツイキャス)」、次はいつやるのか?という話はされた事がありません。いつも1時間ぐらい話をしていましたが、ネタ切れと小説の方に集中していたらいつの間にかやらなくなってました… 需要があれば、またやろうと思います。それか、コラボキャスで奉行と一緒にやってくれる猛者がいたらやります! …という事で、真面目に作品の紹介をしましょう! 襲う字 作者:海善紙葉さん 現在は完結済みです。 概要: 紙媒体の書籍はもう根絶されたとされ、後に"物書き制限法"が施工された世界。"物書きポイント"が規定数に達していなければ、公然と書く事は許されない。 そのため密かに物語を書き続けていた主人公である"ぼく"は警察に追われていた所、紙の本を捜索・没収していた"文字殺し"の成れの果てと遭遇する…。 面白い所や見どころ: 今回の話で紹介をさせて頂いてます海善紙葉さん、こちらの方の特徴としましては"作り込まれた世界観"を独創的な文学調で書かれている所だと奉行的には思っています。 この作品については、追われるというホラー要素、タイトル通り"文字に襲われる"という謎の恐怖を精巧極まる工芸品のような文体でこれでもかと再現されているとんでもない作品。しかも、これが4ページ。このページ数でストーリー、世界観の両方を"確立"させるのは至難の業だった事でしょう。それをやってのける点にこれまた作者の文学に関する知勇を伺う事ができました。 読んでいけば自ずと、"襲う字"というタイトルの理由が分かってきます。どういう内容なのかはここでは言えません(ネタバレだけはご法度なのよー)。多分その時に感じるのは、"言葉"の恐ろしさであったり、可能性。 文字と言う形、言葉の言い方、これら全てを駆使して見せてくれる、万華鏡のような"言葉遊び"は、読む人の脳を感激で絨毯爆撃してくれる事でしょう。 個人的に注目して頂きたい点は、 ・文学調で固められた新感覚ホラー ・巧み過ぎる言葉遊び。言うなら"言葉のジークンドー" です。 ↓作品URLはこちら https://estar.jp/novels/25755072 もう1つこちらで報告を。 紙葉さんの別の作品「ジャパキュラ」の表紙イラストをプリン奉行が描かせて頂きました。機会を頂けた事に感謝です。 https://estar.jp/novels/25773774 タイトル無しの原画がこちら↓2c6cec36-d869-47eb-8b88-7d80c7ddaf5d
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加