伝説の男 吉村さん(あげは紅さん)

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伝説の男 吉村さん(あげは紅さん)

2回目ですねー。 思いのほか、読者の方が食いついて頂いておりますので発掘更新を続けていければと思いつつ、次の作品です。 伝説の男 吉村さん 作者:あげは紅さん 現在も連載中でございます。 概要: 現代日本を舞台に、吉村さんをはじめ、様々な登場人物が理不尽、カオス、無茶苦茶の限りを尽くす様が"俺"の視点で描かれる前衛的コメディ! …そして、"俺"の一人称の彼もメチャメチャやります(笑) ちなみに、このエッセイの作者の大学時代の後輩で、吉村さんという女子がいた事とは無関係。そして彼女が高校生の時に乗馬部だったのも勿論無関係。…できる事なら私は、貴女の馬になりたかった! 面白い所や見どころ: 1話1話が短く、その中に作品の売りになる"理不尽ワールド"がこれでもかという程詰め込まれている形の話で、まずは作者さんのセンスの高さに脱帽。そして大概の方がご理解頂いている事ではあるのでしょうが、ネタに走るのは結構リスキー。だって成功すればいいのだけど失敗すれば作品の評価が勢いよく地面にポトリするのだもの。 しかし、それが全くゼロ。という事は、この方とんでもない人では?いやとんでもない方だと思います。 そして、理不尽、滅茶苦茶を謳いながらも文章構成はしっかりしており、人物と行動の様子がハッキリと分かるのでそこで笑いが出るという事。短いながらもコントとして出来上がっている訳で、ぶっ飛んだ笑いに走りながらもその足は地についている、その絶妙な感覚は多分読まなければ分かりません(断言)。 更に、読まなければ分からないと思うのですが、読み進めるとどこか運動で気持ちよく汗をかいた時のような気持ち良い感覚に見舞われるという(多分こういう形のカタルシスか何かだと…)。 その辺で注目ポイントのまとめを ・ギャグとして爆発的な威力を持ちながらも、実際は地に足ついて小説の形を成している、最早恐るべきバランス感覚 ・読んだ後の気持ち良い感覚(ここでは吉村現象としときます) 皆さんも、いざ吉村現象を! ↓作品URLはこちら https://estar.jp/novels/25658911
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