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ガス灯のある街にて、結婚相談所の門を叩いてみたけれど(神崎 小太郎さん)
皆さんは、結婚したいと思った事はありますか?
お奉行はあります。というか、26を超えてから常に思ってます。実年齢は言いません、今年の2月10日に誕生日を迎え、また歳をとって更に思いは深まります。ちなみに、「ニートの日」と覚えて下さい。
いちおう、定職に就きそれなりの給料は貰っています。
という事で、今回は"結婚"と風土の話を絡めたドラマをご紹介!
ガス灯のある街にて、結婚相談所の門を叩いてみたけれど
作者:神崎 小太郎さん
現在は完結済みです。
概要:
北海道にある、「ガス灯のある」街"小樽"。運河や赤いレンガ倉庫もある街、そして観光地としても魅力的な街から東京に出た百合は、28歳の誕生日を迎える時に、結婚を意識していた彼氏との別れを決める。
その事をきっかけに、7年ぶりに戻ってきた小樽の街。結婚相談所に行く事を決めた百合は、冷たい雪が降るも情景が心温まる街で人生を再スタートするのであった。
今回、この作品を紹介するにあたり、別の書籍の内容について一例を挙げさせて頂きます。今回、紹介の依頼をさせて頂いた神崎さんの作品の話を逸らす訳では無く、作品の魅力をお話しする上で必要な話だと思っておりますのでお付き合い頂ければと思います。
面白い所や見どころ:
「リアルヂカラ(博報堂エクスペリエンスデザイン=編)」では、生活者を強く魅了する"リアル"について、以下の3つのキーワードが存在すると書かれています。
●誰かの意図がある
あらかじめ第三者がその実体験を生活者に意図的に経験させるために準備・計画したものである。
●特定の場を前提としている
生活者が体験する内容の質が、ある特定の時間・空間において最大化されるように計画されている。
●生活者が主体的に経験する
生活者が自らの意志、判断によって能動的にその実体験を経験しようとする、もしくはさせる仕組みが存在する。
この3つです。"小説を読む"という体験になぞらえて考えていきましょう。この場合は"生活者"は"読者"と置き換えられると思います。
イベントやブランド、店舗空間等、人が作り出し、誰かがそれを使う、経験する者であれば当てはまる話でありますので、問題は無いかと。
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