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「そんな事ないって! ならすぐにじゃなくてもいいからさ、俺の事信じられたら紹介してくれよ」 「ないから! これで信じてもらえると思ってるの? そこまで頭弱くないから!」 「あーそうかよっ! でもお前だってそうだろっ⁉︎ どうせ人脈目当てで仲良くしてんだろ⁉︎」  その瞬間、華が豹変した。 「うっせーんだよっ!」   「えっ……?」  確かに前から大人しい感じではなかった。長い金髪にピアス、濃い目の化粧。見た目はギャルみたいだし、思った事はオブラートに包まずストレートに言う。だけど、これではまるで。 「てめえさっきから聞いてれば何様だよっ!」 「ヤンキーかよっ!」 「お前の性格よりマシだっての! ていうか何⁉︎ こーんなみみっちい手使わないとまともな評価もとれないわけ⁉︎ ちっせー男! そんなんだから原田先輩に次ぐ二番手とか言われんだよっ! この似非イケメンがっ!」 「なっ……」  華の口の悪さに、デート相手だけじゃなくこっちの男三人まで言葉を失う。謙太なんてクラスメイトの豹変に口を半開きにしたまま固まった。 「つーかさ、私が咲希と仲良くしてるのは人脈のためとか言ってくれた⁉︎」 「どう見てもそーだろ! この本性隠して近づいたくせによ!」 「なわけねーだろ! これはお前が私を怒らせただけだっつの! 私はあの子が可愛くて! いい子すぎて大好きなんだよっ!」
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