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「でもだからってこんな所いなくても…」
「それは申し訳ないです。でも、ずぅっと見張られてたらキツいでしょう」
雛子はこくんと頷く。
「お陰で良い話が出来ました」
「それは良かった。良かったらその話、僕にも教えて下さいよ。あのテレカの力、信じて貰えました?」
「それが…あの、お父さんに掛けたんです。…まぁ、私の家なんだけど…」
「エッ!勿体ない!」
「どこにかけても勿体ないなんてことはないって言ったのはどこのどなた?」
雛子は軽く逢坂を睨む。
「嫌だなぁ、イッツジョーク!」
ヒラヒラと手を振り、先を促す逢坂。
「それでそれで?」
「水着が欲しいってお願いしたの。それだけ」
「エッ、それだけ?」
「そう、それだけ」
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