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しばらく彼女は、父親の送り迎えがあったようだ。 だから、あんまり街で見かけることが少なくなった。 少し寂しいが、これは良いことなんだ。 そう言い聞かせて。 そんな夏もそろそろ終わりかといったある日 大雨が二日に渡って降り注いだ翌日。 公園には、人気がなくて。 僕は、公園を独占した気持ちがして楽しんでいた。 そんなところに。 女の子の悲鳴が聞こえた。
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