1人が本棚に入れています
本棚に追加
7
そのあまりにも聞きなれない声に。
あまりにもつんざくような悲鳴に。
必死な声に。
僕は焦って周囲を見渡した。
すると遠くを彼女が走っているのを見つけた。
木が沢山はえているほうだ。
行かなくちゃ。
焦る気持ち。
急いで向かう。
大柄な男の人が追っていくのを見つける。
あの男。
僕は夢中で追いかける。
つまづいてしまった彼女が見えた。
それを見て足を緩める大柄な男。
僕は追いかけて。
追いかけて。
そして。ようやく追い付いた。
男と彼女の間に身を滑らせて。
最初のコメントを投稿しよう!