第一幕『始まり』

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『――新入生代表挨拶、厳島 清』 「はい!」 登壇していく一人の生徒。少し緊張しているのか、声が上擦っているのを見て、昔を思い出す。 近隣のホールを貸しきった入学式は挨拶と注意事項、激励が行われ、二時間半と予定を少し越え、閉幕した。 「……さて」 二度目の大学生活、俺は答えとなる何かを、得られるのだろうか。
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