第6話.古着屋シティーポップ

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第6話.古着屋シティーポップ

YouTuber物語▷▷▷ 同級生の健太との久しぶりの再会をして、それから数日間がたった頃。 隆史はいつもと変わらない日常を送っていた、アルバイト先の古着屋シティーポップでTシャツを畳みながら、独り言を言っていた。 隆史「最近何だかユーチューブを見る回数が多くなった気がするな。」 ユーチューバーのなり方、ユーチューバーの月収、チャンネル登録者数、広告収入、動画編集、ビジネス的コンテンツの物から、エンタメ系の物まで幅広くある。 誰もが知ってる人気トップユーチューバーや、ファッション系、音楽やコスメ、芸能人ユーチューバー進出や、Vチューバーたる者までいて、成功するのは本当一握りと言われてる世界。 隆史「はぁ、なんか夢はあるけどな、僕には得意な物もないし、それにきっと見てる側の方が楽しいよ、健太君には悪いけどやっぱり断ろう。」 隆史はブツブツ独り言を続けながら、Tシャツを畳み終えると、そっと店頭に目をやった。 ササッ 何かお店の入り口付近で気配を感じる。 すると店頭の什器に隠れ、大きな怪獣の着ぐるみが顔をだして店内を覗いていた。 隆史「ん?えっ!?何!?いっいらっしゃいま、せ!?」 怪獣の着ぐるみはこちらに手を振り、店内にじわじわと怪獣のように歩いてきた。 ウサギ「俺だよ!俺!健太だガオー!」 怪獣はしゃがれた声で日本語を喋った。 隆史「えっ??健太君?そんな格好で何してるの??」 健太「まーちょっとな!近くでヒーロー戦隊カオスマンショーがあってな、そこでバイトしてたんだよ!」 隆史「そうだったんだ、ビックリしたよ!」 健太「いやさー、たまたま隆史の姿が見えたからよ!たまたまだぞ!たまたま!」 隆史「えっ!あっそうなんだ!ここの古着屋で今僕もアルバイトしててさ!怪獣が来たからビックリしたよ!そう言えば店長が帰ってきたら僕も休憩だから、健太君その格好だけど、良かったら一緒休憩とか行く?」 怪獣の着ぐるみは大きく二回縦にコクリとうなずいた。
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