ちっちゃな雪使いシュガー

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《登場人物》 ⚫サガ・ベルイマン⚫ 本作品の主人公、ミューレンブルクに住む11歳の人間の少女。 季節使いを見ることができる、稀な人間でもある。 彼女の両親はすでに亡くなっており、このため祖母・レジーナと2人で暮している。 性格は、明朗快活・決断力にも富んでおり···クラスの人気者である。 趣味はピアノ演奏とスケジュール管理。 ただ、彼女は人から自分の未熟さの原因を死んだ母親に帰されることを極端に嫌うあまり常に模範的な人間であるよう心がけており···その反動で若干心の余裕を無くしてしまっているきらいがある(スケジュール管理に極端にこだわるなどの行動がこれを象徴している)。 しかし、シュガー達との生活を通じて少しずつ心の余裕を取り戻していく。 サガの名は、映画『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』のヒロインに由来する。 ⚫シュガー⚫ 本作品のもう1人の主人公で···ピッコロのような魔法の楽器で、雪を操る季節使いである『雪使い』見習いの少女。 年齢は、人間の9歳相当。 高名な雪使いである母親を目指し努力はしているが、雪を操る腕は未熟。 妖精界から修業のためにミューレンブルクにやってきて、サガと出会う。 気の向くままに行動し何かに夢中になると周りが見えなくなるという彼女はまさに幼い子供そのものであり、おまけに常に騒々しい。 しかし、成り行きで始めたサガとの同居生活を通して···人を思いやる心・人を助けようとする心などを身につけていく。 なお、サガに『わっほー』(ワッフルのこと)をもらってから、それが大好物になる。 ⚫ソルト⚫ トランペットのような魔法の楽器で、太陽を操る季節使いである『太陽使い』の見習いの少年。 年齢は、人間の9歳相当。 シュガーと同じく、人間界に修業にやってきた。 シュガー・ペッパーと仲がよく、行動をともにすることが多い。 性格は、直情径行型で好奇心旺盛。 また彼は、厳格な太陽使いの父の影響で太陽使いの仕事に強い誇りを持っているが···その一方でそういう自分に若干の疑問も抱いている。 ⚫ペッパー⚫ ハープのような魔法の楽器で、風を操る季節使いである『風使い』の見習いの少女。 年齢は、人間の9歳相当。 シュガーと同じく、人間界に修業にやってきた。 シュガー・ソルトと仲がよく、行動をともにすることが多い。 性格は温厚でのんびり屋だが、芯は強い。 また彼女は動物と話すことができるという特殊な能力を持っており、人間界での住処も動物病院である。 ⚫ジンジャー⚫ バイオリンのような魔法の楽器で、雨を操る季節使いである『雨使い』の女性でミューレンブルク周辺を担当している。 年齢は、人間の20歳相当。 クールなようでいて、情に厚いシュガー達季節使い見習いの良き先輩。 ⚫ターメリック⚫ チェロのような魔法の楽器で、雲を操る季節使いである『雲使い』の男性でミューレンブルク周辺を担当している。 年齢は、人間の20歳相当。 仕事一筋のあまり超然としたところがあるナイスガイ。 ソルトの将来に、影響をもたらすことに。 ⚫長老さま⚫ 指揮棒のような魔法の道具で、全ての季節を操ることができる季節使いの長。 通常は妖精界にいるのだが、愛しのジンジャーを追って人間界にやって来た。 トボけた振る舞いが多いが、実は見習いも含めた季節使い達の行動をしっかりと見守っている季節使い達のよき理解者である。 ⚫バジル⚫ 太鼓のような魔法の楽器で、雷を操る季節使いである『雷使い』の見習いの少年。 年齢は、人間の9歳相当。 悪戯好きでシナモンとつるんでいる。 ⚫シナモン⚫ シンバルのような魔法の楽器で、雹を操る季節使いである『氷使い』の見習いの少年。 年齢は人、間の9歳相当。 普段はクールだが、楽器を演奏する際には性格が豹変する。 悪戯好きでバジルとつるんでいる。 ⚫グレタ⚫ サガの同級生。 物語上では最近ミューレンブルクに引越してきたお金持ちのお嬢様である。 けっして性格が悪いわけではないが、プライドが高いせいか何かにつけて高飛車な態度を取りがちでもある。 また彼女は、クラスの人気者であるサガを高く評価しており···それゆえにサガに認められたいという意識が強い。 ただそれを素直に表現することができないため、何かにつけて···サガに意味があるとは言い難い勝負を挑んでしまう(大抵は、空回りに終わる)という憎めない娘でもある。 ⚫ノーマ⚫ サガの同級生。 サガ・アンヌと仲が良い。 明朗快活で嫌なことがあっても水に流す朗らかな性分だが、若干いい加減な性格ともいえる。 また、ファッションに強い興味を持っているが···趣味はかなり前衛的である。 ⚫アンヌ⚫ サガの同級生。 サガ・ノーマと仲が良い。 性格は、温厚でおとなしい。 演劇に興味を持っており、物語が進むにつれて舞台脚本家になることを目指すようになる。 ⚫フィル⚫ サガの同級生。 将来科学者となることを目標としており、アラン・ジャンを引き連れて日々(無謀な)科学実験に勤しんでいる。 ⚫アラン⚫ サガの同級生。 フィル・ジャンと仲がよい。特に、フィルには···彼の科学実験に付き合わされることが多い。 弟がいるが、そっくり。 ⚫ジャン⚫ サガの同級生。 フィル・アランと仲が良い。 特にフィルには彼の科学実験に付き合わされることが多い。 この3人の中では、一番普通。 ⚫ヴィンセント⚫ 街から街へ興行を行っている、ハモンド劇団の役者兼ピアニスト。 かつては、有名なオーケストラでピアノ奏者を務めていた。 劇団の興行でミューレンブルクを訪れ、サガと出会うことになる。 かつて季節使いの姿が見えていた。 ⚫ポール⚫ サガがよくピアノ(実は、彼女の母の形見)を弾かせてもらいに行く楽器店の店員。 店長にサガが見つからないように取り計らってくれている。 サガが抱える事情に詳しく、彼女に同情的である。 ⚫店長⚫ 楽器店の店長。 かなり厳しい人である(実はこの性格は演出で、サガが展示品のピアノを弾くことを黙認していたという事実がある) ⚫レジーナ⚫ サガの母方の祖母。 両親のいないサガと2人暮らしをしつつ、彼女の面倒を見ている。 無理をしがちなサガを心配しつつも、温かく見守っている。 ⚫イングリット・ベルイマン⚫ サガの母。 既に亡くなっている。 かつては有名なピアニストであり、ミューレンブルクではピアノの先生をしていた。 サガにとっては、理想の人物である。 名前は女優のイングリッド・バーグマンに由来する。 ⚫カノン⚫ レジーナの知り合いの娘。 年齢は3歳。 一時的に、サガが彼女の面倒を見ることになる。 やんちゃでサガを困らせてばかりいるが、サガを姉のように慕っている。 ⚫ハンナ⚫ サガの通う学校の先生で彼女の担任。 ランスロットという名の亀を飼っている。 ⚫ルキーノ⚫ サガのアルバイト先の喫茶店『リトル・ミィ』の店長。 すごく大らかで優しいが、邪魔者には容赦ない。 ⚫ヘンリー⚫ ミューレンブルクにある観光向けの塔の管理人。
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