記憶………

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病室からでるこころ……… 『こころ!!』と抱きつく美優 『美優!!苦しい!!』と苦笑いするこころ その様子をそっと見ている美優の兄……… 美優の兄と目が合うこころ その瞬間…… バチっと頭の中で何かが弾け……… 頭が真っ白になる……… えっ……… やばい………- すると 目を覚ました時には何故か美優の兄さんに抱きしめられていた……… 『あっ?!ごめん。ごめんなさい!!』と謝るこころ 『いや。いいよ。あっそういえば俺の名前………』と応えると 『えっ?!』とびっくりこころ その様子を見ている美優 『こころ。大丈夫。』と近寄ってくる 名前……… 今なんて…………… 快斗(かいと)……… と聞きそのまま気を失うこころ…… (回想………) ねぇ・・・ 何?? 今度生まれ変わったら自由な世界だといいなぁ・・・ その時は一緒にいて……… 何言ってるんだ? 俺はずっと今も一緒にいたい そうやっていってるだろう ダメだよ!!あなたはこの国を……… そんなのは俺が諦めればいい だから俺はおまえと一緒にずっと生きたい そんなの無理に決まってるよ。わかってるでしょ?? どうしてだ……… だって あなたはこの国の王になる人だから……… そんなことはどうでもいい 俺はおまえと一緒にいきたい……… ありがとう……… けど……… この国ではそれは許されない……… だから! お願い……… 私は私のことよりこの国のこの国の人たちのことを考えて 私の願いはそれだけ……… 本当にそれでいいのか?? うん。 お願い。 でも、俺はおまえのことを愛し続ける……… わかっているだろう?? はい。わかっています。 私もあなたを慕っているから……… それなら、やっぱり!! でも、ダメなの! あなたが王になってくれなきゃ みんなが幸せになれない……… ……………わかった…… じゃあ、サラとの婚礼をお受けする…… ごめんね。自分勝手で……… 俺は!! もう何も言わないで…… 凄く幸せだったよ………… こんな世界じゃなかったら もっと自由に恋愛ができる国だったら……… 俺のせいでごめん……… 俺はずっもおまえと一緒になりたい それだけは覚えておいてくれ………… ありがとう 愛してます………… じゃあ、儀式に行ってくる……… はい……… まって! やっぱり。 お願い最後にギュッとして……… それでいいのか?? いいの? 来世で幸せになろう……… わかった……… おまえの決意受け止めるから……… はい……… では……… 泣いてる女の人の声が聞こえる……… ごめんなさい。 ほんとは 一緒にいたかったよ だってこんなにも愛し合ってるのに……… なんで こんな世界に生まれたんだろう?? どうして……… わかっていたことなのに……… 恋愛なんて……… その言葉で ばっと 目を覚ますこころ……… 何?? なんの夢……… 心臓がバクバクしている……… あの男の人……… 聞いたことある声だった……… すると 扉が開く……… はっとして周りを見渡す……… 部屋?? すると 美優が顔を出す…… その瞬間 ホッとするこころ……… 美優が慌ててこころに近寄る 『こころ!大丈夫!!いきなり倒れたから心配したんだよ。それにすごい汗』と心配そうに見つめる 『大丈夫だよ。』と微笑むこころ ぱっと扉のほうに目が行き 扉のところにいた美優の兄と目が合う……… 『あの・・・。お話してもいいですか??』と美優の兄に声を掛けるこころ 『えっ?!こころお兄ちゃんと知り合いだったの??なんだ早く言ってよ』と微笑む美優 2人で見つめ合う……… 『あっ!私お茶とお菓子用意してくるね』と2人の間を通って部屋からでていく美優 すると 兄が近づきこころの横に座る………
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