記憶………

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階段から降りて周りを見渡す美優 リビングに立っている兄を見つける……… それを見て 怒りながら近づく……… 『お兄ちゃん!!いったいどう言うこと??』と凄く怒る美優 けど 『どうって言われてもなぁ・・・。』とコーヒーを飲みながら話す快斗 『ちゃんと説明して!!』と突っ込んで話す美優 『こころは落ち着いた??』と心配そうに聞く快斗 『お兄ちゃんがなんでこころって呼んでるの??』とまだ突っ込む 『俺は・・・。こころが好きなんだ』と話しだす快斗 『えっ?!何言ってるの??今日初めて合わせたんだよ!!一目惚れ??』と不思議そうに聞く 『・・・一目惚れ。そうかもしれない。こころの心が欲しい』と苦笑いする快斗 『お兄ちゃん??』と兄の様子を見てビックリする 『なんでこころなの??それも知ってたの??今日会うこと??』と不思議そうに聞く美優 『いや・・・。美優に頼まれて。ただ行っただけ・・・。なのに。こころが目の前にいた・・・』と謎な話をする兄 『お兄ちゃんの言ってることが本当にわからないんだけど??』と困る美優 『俺だって困惑してるんだ。どうしていいかわからなくて・・・』とため息をつく 『お兄ちゃん今彼女いるっけ??』と突然話す美優 『えっ??今はいないけど・・・』 『なんでいないの??あんなにモテてたじゃん!!』といきなり形相が変わる美優 『モテたからって本当に好きな人じゃないと。うまくいかない。俺は飾りみたいなものだよ』とさらっと言う快斗 『こころじゃないとダメってどうして??』と心配する美優 2人で話し合っていると その声で起きたのか こころがぼっ〜としながら降りてきた……… 『美優?喧嘩してるの??』と話しかけるこころ その様子を見てすぐ笑顔を作り 『そんなわけないじゃん。いつも言ってるでしょ。お兄ちゃんとは仲良しだって』と応えると ほっとした顔をするこころ……… 『調子はいいの??』と心配しながらこころに近づく 『うん。だいぶ落ち着いたから。それにね。快斗さんが言ったようにさっきは夢見なかったの!』と嬉しそうに話すこころ 『あぁ!!あの夢?!なんで??』 『わからないけど。快斗さんが言った通りだった。それが嬉しくて』と微笑むこころ 『とりあえずソファーに座ってお茶入れるから』と微笑み 何故か兄の快斗も一緒に席に座らす……… 『ちょっとまっててね』と色々準備しだす美優 2人きりになり 緊張するこころ・・・ それを察してか 『こころ。俺は・・・さっきのは謝らないから。それに俺本気だから』と一言 その言葉で顔が赤くなるこころ 『あの・・。なんで私??』と聞くと 『こころは俺を見て何か思わなかった??』と話す 確かに 始めから何か知っていたような感覚になって ドキドキしだした 『あっ・・。でも、あれはきっと快斗くんがカッコ良かったから』と話すこころ 『俺のことかっこいいって思ってくれたんだね。嬉しいよ。まだ・・』と話しかけようとするときに美優が割り込んでくる……… 『2人だけで話しちゃってずるい!!私も話に入るから』と間に入る その瞬間 こころと快斗が笑い出す……… 『えっ?なんで2人で笑うの??』と突っ込む美優 『さぁ。なんでだろう??』と微笑む快斗 その顔を見て こころも笑う・・・ すると また、 何か違う懐かしい映像が飛び込んでくる・・・ えっ・・・ 笑いが止まり不思議そうな顔をするこころ 『こころ??もう仲間外れにして!!』とくすぐる美優 さっきの記憶がまた消えていき 笑顔になるこころ 『本当仲良し兄妹だね。羨ましいよ』と微笑むこころ 『こころ!今日泊まっていって!!』といきなり言いだす美優 その勢いに 『はい。』と応えるこころ 快斗はこころの笑っている笑顔を見守りながら話をそのまま続けた………
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