記憶………

7/14

8人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
『こころ。お風呂入ってきたら?』と声を掛ける美優 『そうだね。じゃあ、お言葉に甘えて。入ってこようかなぁ』と微笑むこころ 快斗は小説を読みながら2人の様子を見守っている……… 『じゃあ、ちょっと準備してくるから待っててね』と席を立つ美優 ソファーから離れる前に 『お兄ちゃん、こころに何かしないでよ』と小声で話す 『さぁ、どうだろう??』と笑って話す快斗 『絶対!!ダメだから!!』と忠告する 『美優??』と不思議そうな顔をするこころ 『なんでもないよ。ゆっくりしてて。準備してくるから』とその場を離れる美優 美優が自分の部屋に戻り 静かになるリビング……… 『こころちゃん。』と話しかける快斗 『どうしました??』と微笑むこころ 『やっぱり。お願いがあるんだ・・・』と言いにくそうに応える快斗 『どうしたんですか??』と不思議がる すると 『俺の彼女になってくれないかなぁ・・・』 といきなり言われる………… 『えっ!?私ですか??』とびっくりするこころ 『でも、快斗さんなら凄くモテるし私じゃなくても』と慌てるこころ 『君じゃないと。ダメなんだ。あっ!!もしかして彼氏とか好きな人がいる??』と慌てた表情をする快斗 好きな人……… 確かにこないだまで 彼氏はいたけど………… なんか 違ったんだよな・・・・ と考えてると 『こころ??』と手を掴まれ顔が近づく やばい……… 快斗さんかっこ良すぎる……… 『あの・・・。そんな人はいないです。私でよかったら。』と応えてしまうこころ 『本当に?!』とパッと顔が明るくなる快斗 その無邪気な顔に またほっとするこころ………… なんだろう? 本当快斗さんといるとほっとする………… 『こころ?さっきから凄く飛んでる気がするけど』と満面な笑みで応える快斗 『ご・・ごめんなさい。ちょっと考え事してて』と謝るこころ 『こころ。もし俺のことが本当好きにならなかったら。その時は思いっきり振って』といきなり真剣に言われるこころ 『そんな・・。私・・・』と戸惑うと 『こころが俺のことわからないのに付き合ってくれるっていってくれてるから。こころは本当優しいよな』と頭を撫でられる 『そんなことないよ。私ご快斗さんのこと知りたくて・・・///』と顔をが赤くなるこころ 『絶対!大切にするから。誰よりも』と話しこっちにおいでと合図する快斗 快斗の隣に座り また話そうとすると……… 『お兄ちゃん!!何やってるの?!』と怒る声がソファーの後ろから聞こえてきた……… その声で びくっとなるこころ……… 『ごめん。こころ。ほらっ!一緒にお風呂入ろう』と手を引っ張られ快斗にアッカンベーをする美優 『美優!!お前なぁ!』と近寄ろうとすると 『絶対部屋に入って来ないでね』と笑顔だ微笑み洗面所に入って行く……… こころは入って行くときに 美優にバレないように少しだけ手を振って そのまま部屋に入って行く………
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加