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運命の出会い
出逢った時、一目で分かった。
彼が僕の運命だと。
***
その日は朝からラッキーだった。
朝ごはんは僕の卵だけ二黄卵だったし、やけに青く澄んだ空には虹がかかっていたし、目の前を綺麗な揚羽蝶が二羽仲良く並んで翔んでいた。
そんな世界から祝福されたような朝を迎えて、僕は確信に近い予感を抱いていた。
今日はきっと、何か僕の人生を変えるような、特別なことが起こるだろう、と。
そう、例えば。
運命の相手に出会うとか。
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