再会

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再会

...「ほのか!ほのか!」 ...お母さん? 「ほのか...良かった!目が覚めて!」 「ん...私...生きてるの?」 「そうよ、1ヶ月眠ってて...ようやく戻ってきてくれた。」 ...1ヶ月? あれっ?あれからもうそんなに経ったの? たっちゃんは...? もうとっくに1週間は経ってしまった。 まさか...まさか...。 ふらふらと立ち上がり... たっちゃんの病室に向かおうとした時... 私を呼ぶ声がした。 「ほのか!」 その声に涙が溢れ出る...。 「...たっちゃん?」 目の前にいるのは間違いなく... 恋人のたっちゃんだ。 「何で?まだ生きてるの?」 「自分でも分からないんだ。でも、お前と生きるって約束したから...生きてる。」 たぶんお前が僕に生きる力をくれたんだ。 お前とまだ一緒に居たい。一緒に生きたいって思ったから。 「頑張って一緒に生きて行こう。」  「うん...!」 永遠に離れない様に... ぎゅっと抱き締め合う。 まだいつ死ぬか分からない。 でも...彼女と一緒に生きる事が僕の使命なら、それを全うしよう。 そう、蝉の様に——。 終
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