七月流矢

あと5分で、私は、いつもの私に戻る。

雫木 洋

恋愛 完結
14分 (8,150文字)
読んでくださった方、ありがとうございました。

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あらすじ

向かい合うホームで見送る彼の姿。 私の心を占拠する彼の存在を、電車が来るのを待つ5分間だけ心に留めておく。 あと5分で、私は、いつもの私に戻る。 彼ではない人が待つ場所へと、向かわなければいけないから

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

糖度では推し量れない深い味わい

書かれたご本人は、恋愛の分野として糖度控えめだと仰られていますが、甘さだけでは語れない味わい深さが本作には秘められています。  甘さという一つの尺度ではなく、切なさ、ほろ苦さといった味わいが三次元的
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