第六話

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(死にたい気持ちは別次元へと飛んでいこうが、関係ないんだね。切ないループみたい)  人気のモデルさんに膝枕をされているのに、今ただの男性として話している美波。朝方なのは変わるじまいで、太陽が昇ろうとしていた。 「そうなんですか。やっぱり別次元ってタイムスリップじゃないんですね。私と同じように貴方も助けに来たんだ・・・・・・」  ずっとモデルさんと話している。  最後はタメ口で話してしまったことさえ、気付きもしない。 「それで俺も同じ自殺志願者だから、今から死のうかな」  タメ口にはタメ口のようにモデルさんが語尾に敬語じゃないのが違和感を持つ。しかも、今から自殺をしようとしている。 「え? 私が死のうとしたのを邪魔しなかったですが、私は貴方の邪魔をします」  美波の自殺は、モデルさんが止める暇もなく自殺行為を行った。だけれど未来のある人気のモデルさんだと思い出して起き上がる。  その上で、モデルさんを止めに入ろうとした。
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