二人目の神人類

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二人目の神人類

(ぁ…) その宇宙船の窓から中を覗き込んでオレはゾッとした。 (コイツも神人類か…って、ヤバくない?!) そわそわしているとその神人類は宇宙船のハッチを開け出て来た。 「あわわ…大丈夫…ですか?」 「……」 金髪の長身の男だった。 勿論、頭には神人類特有の天輪が。 「大丈夫…ですか?怪我は?」 「……」 cc02fc12-2f7b-4a97-8808-34541a43d01f ソイツは何も喋らずにしばらくこちらを観察すると、何もない場所から端末を取り出し操作する。 「…なるほど。そちらに過失はないようだ。 修理会社か。 丁度いい。修理を頼もう」 「あ…え…えっと…さっきのヤツの情報とか聴かないんですか? その…アイツの個人情報だから教える訳にはいかないけど…」 てっきりカナデの事を聞かれるかと思ってた。 「修理さえしてくれればいい。 金は払う。なるべく時間をかけずに最低限でいい」 そう言われると…ううん。お客様だ!此処はご厚意に甘えて仕事をさせて貰おう。 「ではレッカー用意してドックに入れますんで。こちらで待ってて貰ってもいいですか?一時間を目安に修理してみますんで」
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