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第2話・柚菜ちゃんと急接近!
オレは今、何をしているのか……。
裸のオレ、裸の彼女……。
彼女は長めな髪を横で束ね、可愛いシュシュを纏わせている。柚菜ちゃんだ。
彼女の背後から包んだ乳房は手から少し溢れる程で丁度良く、強弱をつけたり、掌で中心部をこねくり回す度、彼女から吐息がもれオレを興奮させてくれた。
オレはその興奮に任せ彼女を後ろから打ちつけていた。引き締まったウエストに程よく尖った骨盤、丸く張りのあるお尻にだ。
打ち付ける度に彼女は喜びの吐息を漏らす。
あそこからは粘液が垂れ、オレの興奮が増していく。
打ちつけるリズムはその度に速くなっていった……。
「うう、もう……。」
というところでオレは目を覚ました。
全ては夢だったようだ。
しかし、夢と同じところもあった……。夢精してしまったようでパンツが気持ち悪い。
隣のさやかちゃんはまだ寝ているので気づかれていないようだから良かった。
とりあえず、軽くシャワーで流してからウイダーinゼリーを咥えて会社へと出発した。
・・・・・・・・・・
「おはよう!奏太くん!今日もいっぱいどうだい?」
今日は、家出彼女を説得しようと思ってたんだっけか……。
「今日はすみません、珍しく用事ができてしまって、申し訳無いんですけども……。」
「そ、そうかあ残念だ……。」
凄く残念そうだ、すみません部長。
とその時だった。後ろから柚菜ちゃんが出勤してきた。
長めな髪をお決まりでサイドに流しシュシュを纏わせ、自然に流した前髪のしたから、ぱっちりとした目で僕を見ていた。
「おはようございます。奏太さん。」
あれ?と彼女が不意に近づく……まるでキスをするように目蓋を閉じ……スンスンと僕の匂いを嗅いだ。
今朝の夢のせえで凄くドキドキした。しかし、次の言葉でそれは冷や汗に変わった。
「奏太さん、いつもと違う匂いがしません?」
ウソ、気付かなかった!本当に?と自分でも匂いを嗅いでみる……わからない!
あの娘を抱き枕で寝ているから……あの娘の匂いなのか?
「きっと電車で匂いがついちゃったんじゃないですかねえ!」
アハハハ、と誤魔化した。
その時、部長がニヤニヤとオレの肩を叩いた。
「もしかして、彼女出来たの?」
「いや!そんなわけないじゃないですか。」
「そうだよな!そんな素振りなかったもんな!なんだただのデリヘルか!」
「それも違いますって!」
柚菜ちゃんが不満げな顔をしている。
「部長、女の子の私いるんですから、朝からそれセクハラですよ!」
「シッケイシッケイ、所で柚菜ちゃんは今日終わったら一杯どうだい?」
「私は奏太さんが行かないなら、行きません。他のお二人には何されるかわかったもんじゃないですから」
「信用ないなぁ~。」
……こんな感じで今日が始まった。
※ ※ ※ ※ ※ ※
夕方6時、やっとの事で営業所帰って来た。
ここから更に見積り作ったりしなければならない。これではどうせ呑みでも行くことはできなかったなぁ。
柚菜ちゃんはいないが、他の二人はもう帰り支度を始めていた。
「じゃあ、オレ達は行くよ、奏太くん頑張ってくれ!」
こんなに遅くなるなら今日も呑みにすればよかった。
もう今日は話し合いは無理かな、良いや一人呑んで帰ろ。
※ ※ ※ ※ ※ ※
夕方8時、ようやく仕事が一段落して伸びをしている時。
「只今戻りました。」と柚菜ちゃんが戻って来た。
「おう、遅かったね!」
「そうなんですよ。取引先の人がご飯行こうご飯行こううるさくって。仕方ないんで食べてきました。」
彼女も美人なだけに大変だ。
「奏太さんこそ、用事あったんじゃないんですか?」
「大した用事じゃなかったし、もうこんな時間だから、また後日かなと、駅前で一人軽く呑んで帰るわ。」
ふーん、と言った感じで彼女はデスクに着いた。少し眉間にシワを寄せ少し疲れている様子に見えた。
「奏太さん……。」
「どうした?何かあった?」
「私の家で宅飲みしません?今から、二人で。」
二人で、かぁ……。別にやましい事ではないよなぁ……。
「ああ、良いね。そうしようかな。」
「では、行きましょう?」
こうして、二人で会社を後にした。
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