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ページ #2
俺は星の送り主を辿った。そこに表示された『ルシファー』と書かれた名前をクリックすると、自己紹介のページが表示された。
──作品は無い。「読み専門です」とだけ書かれている。
俺は嬉しかった。性別や嗜好は分からないが、誰かが見つけてくれた事が嬉しかった。しかし俺はその時、一つの問題に突き当たった。
「御礼ってした方が、いいのかな……」
もし作品を書いている人なら、こちらも読んでみるべきだ。しかし、作品は書いていない。
そこで俺はサイトの機能を調べると、個人的にメッセージのようなものが送れるという事に気が付いた。
──これだ。思い切って送ってみよう。
もしかしたら、普通は届く星の全てに反応することはないかもしれない。
しかし俺は生まれて初めて届いた星であること、それが飛び上がるくらいに嬉しいことを、どうしても伝えたかった。
初めて惑星を見つけた人は、その星の名付け親になるらしい。俺は悩んだ末にメッセージを送った。
「初めまして、ルシファーさん。この度は読んで頂きありがとうございます♪ その上スターも贈って頂き、とても励みになります。初めてスターを贈ってくれたルシファーさんは、僕にとっては『一番星』です。感謝の気持ちで一杯です」
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