0人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
「あっ…………えっと、その…………」
「何だよ、言えないのか? それとも、好きじゃないから言わないのか? なんか軽くショックなんだけどなぁ」
全くそうではないような言い方で理雄は言う。
「……りおりお、ちょっと」
そんな彼に、チイは真っ赤なまま手招きした。何も知らない理雄は、頭をハテナにしながら近付く。
チイはそっと前のめりになりながら彼の耳の側でボソッと。
「すっ……好き…………やで……」
そして、さっきよりも真っ赤になりながら顔を隠してそっぽを向いた。
最初のコメントを投稿しよう!