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「そうだ、◯◯へ行こう」分析結果
本日は2023年11月1日に結果発表になりました妄想コンテスト、「そうだ、◯◯へ行こう」についての統計を示します。
前回、「それでは次回は2週間後に!」と語っていたのですが、思いっきり読み違えました。
しかも応募作品の統計も原稿もまったく手を付けていなかったので、大慌てでの更新となりました。
しかし3週連続の結果発表とは不意打ちでした。
なんとなくXを眺めていたところ、この結果発表を呟いている方をお見かけして気づいたしだいです。つまり僕の作品には「おめでとうヽ(=´▽`=)ノ」みたいなペコメはなかったということです。(´・ω・`)ショボーン
さて、今回は〇〇シリーズのお題でしたが、「そうだ、京都行こう」のCMから着想したのでは? と想像した方は多いのではないでしょうか。
さてそれではどこへ行くことになったのか? これはネタ被りの少ない、いいお題だと思いました。被るとすれば「異世界」でしょうかね。
では、さっそく本題に入りたいと思います。
それではまず、注目の作者様は――。
乃上さりさんの「三途の川の太公望」が入賞!(釣りネタということで喜んで読まさせていただきました。ちなみに重い歴史ものかと思いきや、楽しく読める人情ファンタジー、しかもコメディ要素ありの作品で、これは来るなと思っていました!)
真江島 志絽さんの「ジャリナゲ」(ペコメが書き込めないので、ここでおめでとうございますと言わせていただきます。未読なのであとでお邪魔いたします!)
池田春哉さんの「エマージェンシーブルー」(選評にある作中の言葉はとても印象深く、それだけに名言の威力を感じさせる受賞ですね。しかし通年アオハルで作風が徹底しています!)←連続選出!
そして優秀作品が――。
高木アイコさんの「ダイブ〜君の世界からSOS〜」
夏木 蒼さんの「あの夏を探して」
多田 莉都さんの「故郷へ」
蜜柑桜さんの「帰るために、旅立つ夏」
砂たこさんの「「ブレーメン」でお待ちしております。」←3連続選出!
と、今回はフォロワーの作者様の選出は若干控えめの回となりました。
一方で今回のコンテストに運命を感じることのできなかった作者様は、過ぎし夏に落選の終わりを願って、次回の「夏の終わり」を楽しみにしていただけたらと思います。
今回、エブリスタのコメントとしましては――。
「行き先の部分のみならず、「そうだ」という言葉に込められた感情にもバリエーションがあったことに驚かされました。」
はっと思いついた感じの「そうだ」を想像しますがその限りではなかったようですね。
「思い付き、肯定、決意……ちょっとした言葉の奥深さに気付かされるとともに、それらを物語の要素に昇華しようとする貪欲さに唸らされました。」
ということで、物語のとっかかりとしての言葉以上の意味を求めていたのかもしれないと思いました。
それでは分析の結果に移りたいと思います。
【分析対象:204回「そうだ、◯◯へ行こう」】
【作品数 526作品】
今回はここ最近にしてはかなり少ない応募数で、執筆をされている作者様はあまりどこかへ行きたくない、つまりインドア派の方が多いのかもしれないと想像させられました。
エッセイでは旅行の写真を載せている方、結構いらっしゃるんですけどね。
そして受賞作は、賞金枠3作品、佳作5作品、超短編賞なし、続きが読みたい賞1作品、トンデモ賞1作品、優秀作品が23作品で、しいたけ10個、選出合計33作品に収まっていました。
では分析結果発表に移ります。
じゃじゃん!
【全体の受賞比率 6.3%】
今回は16作品あたり1作の選出でした。応募されていなかった作者様は、「ああ~、狙い目だったのに!」とほぞを噛む思いだったのではないでしょうか。
ほぞを噛むのと肘で顎を触るのはどちらが難しいか、今夜決着をつけてみようと思います。
※ここでいう「受賞」とは、大賞・準大賞・入賞・佳作・超短編賞・続きが読みたい賞・トンデモ賞および優秀作品を指し、ピックアップルーキー賞は除いています。
では最初に全応募作品のジャンル別の割合を示します。横軸がジャンルで縦軸が割合(パーセント)になります。
今回のジャンル予想ですが――。
今回は「ヒューマンドラマ」と予想したいと思います。それはそうですよね……。
では、赤が昨年(2022年)の平均、青が今回のコンテストのジャンル分布になります。
じゃじゃん!
今回は平均の分布と比べてヒューマンドラマとコメディが多めという結果となりました。お題からすればまあ、分かりますよね。
「そうだ、◯◯へ行こう」というのは、具体的に行く場所を示したものと、目的を示したものがあったと思いますが、前者の方が圧倒的に多かったように思います。それよりもその裏にある目的や思惑が重要だったようにも感じます。
ちなみに新ジャンルの恋愛ファンタジーですが、恋愛に応募された56作品のうち10作品が恋愛ファンタジーでした。この前よりは少なかったですね。(けっこう気になる新ジャンル)
では次にジャンル別の受賞割合を示します。
じゃじゃん!
今回もさまざまなジャンルからバランスよく選出がありました。割合とすれば歴史が一番良かったのですが、これは4作品のうち1作品の選出なので何とも言えないかと思います。むしろ今回は青春が頑張った回となっています。
実数では鉄板のヒューマンドラマが10作品でトップなのですが、青春が6作品恋愛、現代ファンタジー、ホラー、コメディが3作品と読者への忖度を感じさせる幅広い選出となっています。ちなみに恋愛選出3作品のうち2作品は恋愛ファンタジーでしたね。
★
では、次に紹介させていただくのが、「文字数ごとに分けた場合の、応募作品の割合」になります。
こちらも昨年のコンテストの平均文字数と比較して示します。赤が昨年の平均、青が今回のコンテストの分布になります。
じゃじゃん!
ここでX軸の1から14までの数値は、読書時間、つまり文章の長さを示しています。1分あたり600文字です。
ただし、「読書時間1分」は「100から600文字」、「読書時間14分」は「7801から8000文字」と範囲が狭くなっています。
今回はどういうわけか3分から13分の中間層が若干多めという結果になりました。全体的になだらかだと、なぜか穏やかな気持ちになれる気がします。
この前は14分作品の文字数がすごく多かったですから、選考側のコメントもなんとなく気持ちの余裕を感じさせる内容だったように思います。
では、今度はそれぞれの文字数(読書時間)ごとで、受賞率がどう違うのかを示します。
じゃじゃん!
結果発表を見れば一目瞭然かと思うのですが、今回の選出作品も前回同様、文字数多めに偏っていました。しかも14分作品10作品のうち、8000字ジャストの作品が6作品あったようです。
今回、連載中は【37作品】、過激表現の応募作品は【13作品】、規定外は【5作品】ありました。規定外の作品はここのところだいぶ少なくなりましたね。
ちなみにこれらからの選出はありませんでした。
【超・優秀作品】
さて、今回の超優秀作品のご紹介です。
☆彡蜜柑桜さんの「帰るために、旅立つ夏」
『大学院に進み、学ぶために留学を目指した主人公。その裏にある苦労と葛藤のリアルがありありと描かれています。経験者でないければ語れないような細かなシチュエーションに、ディテールを鮮明に表現する高い描写力。正直、この作品は大人の読み物としてすごいなと感銘を受けました!』
☆彡多田 莉都さんの「故郷へ」
『短いのであえて内容は割愛します。多田さんの作品は多めの文字数でしっかりしたストーリーを構成して選ばれる印象でしたが、今回は短い文字数での上手な描き方、このお題をこの方向性に用いたことに、作者様の未知なるポテンシャルを感じました。個人的に驚いた一作でした!』
さて、最近は長編の更新が忙しくて妄コンがやっつけになったり、応募をすっ飛ばしたりしちゃっています。
ちなみにアルファポリスに出していた長編は結局選ばれませんでした。でも応援してくださった皆様には感謝です。ちゃんと完結してからどこかに出したいと思います。(私事ですみません)
本日は以上です。それでは次回は今度こそほんとうに2週間後に!
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